本物をつくるために、規格外の時間をかける

オートメーションの技術が発達し、商品の大量生産を前提とした現代社会。

たった一つの作品のために多くの時間をかけることは、ますます難しくなっています。

そんな時代だからこそ、誰か一人のためだけに、規格外の時間をかけて作られた作品は、

大きな感動を生むと考えます。

そのような作品は、決して古美術の鑑定を専門とした人間だけに違いが判るというものではなく、

作品を直接見て、手に取った人なら誰でも、

「ああ、本当に丁寧に作られているな」と感じることができるものです。

人は、人のいい仕事、丁寧な、時間をかけた仕事に心を動かされると、私は信じています。

それが、決して実用的でもなく、手ごろな価格でもない「七宝焼」に、私が取り組む理由です。

作品紹介

七宝

機械化することが難しい七宝焼き製作は
あくまでひとつひとつの手作りが基本。
展示会に出展する作品はもちろんのこと、
ご注文をいただいた商品についても同様です。
すべての作品が、一生に一度しか作れない、
いわば、非・既製品。
自信をもってご紹介いたします。

昭和53年の日本現代工芸展を皮切りに、
数々の展覧会で賞を受賞してきた中から、
えりすぐりの作品をご紹介します。

出展作品

特別な日の贈り物として。
また、大きな節目の記念として。
自分の作った七宝焼きが
誰かの人生を彩ることができたなら、
それは大きな喜びです。

個人受注

地域へ、社会へ貢献するために
七宝焼きを通じて活動を続けています。
その一部をご紹介します。

その他

作品紹介

制作実績

伝統

七宝焼きは、伝統工芸品であると同時に、
個人の思いを反映した「作品」でもあります。
だからこそ、個人としての「太田吉亮」を知ってもらったうえで、
製作をお引き受けしたい、というのが私の願いです。

作品を作品たらしめる感性と、長い期間をかけて習得しなければならない技術と、その両方を向上させ続けるのは、とても難しいことです。若さを失えば感性が鈍り、経験を積まなければ技術は身につきません。伝統工芸でもありアート作品でもある七宝焼きは、その両立が求められる。それが今ももっとも大変で、また、やりがいのある七宝焼きの魅力でしょうか。

太田吉亮について

製作工程

技術

各過程に非常に繊細な技術と
多大な経験を必要とする七宝焼き製作。
ここではそんな七宝焼きの製作過程をご紹介します。

繊細さと体力、そして集中力が必要な七宝焼きの製作工程を、すべて一人で行っています。一人の人間が全工程を通して製作することで、時間はかかりますが、一本筋の通った作品が生まれると考えています。

七宝焼ができるまで